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tour:06北信越開幕戦
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話題のツバイゲン====ThisIsTheErrorMessege====の開幕戦の会場が駅の近くだったら、単車では行かなかった、かもしれない。いや、やっぱり行ったかな。久しぶりに長距離走りたい気分だったので、前日夜にしっかりキムチチゲでスタミナ補充して、3時半に起きて4時20分に出発。川沿いに、北へ。


しかしまあ、4月とは思えない寒さだ。冗談ではない寒さなのだよ。岐阜を出て1時間、美並の“道の駅”で小休憩、白鳥のコンビニで中休憩。あまりの寒さに、店内で10分ほど暖まらせてもらってから缶入りホットココアを飲む。ここから山越えに入るのだ。気が重い。

と思ったら実にその通りの寒さで、途中で路面凍結に遭遇してしまって危ないのなんの。ひるがの分水嶺====ThisIsTheErrorMessege====も雪をかぶっていて石碑み見えず。もしかしたら牧戸駅====ThisIsTheErrorMessege====には暖房入っているかも?!と思って先に進むがもちろんそんなことはなかった。だって誰もいないんだもん。白川郷まで行けば喫茶店くらいやっているだろう、とガタガタ震えながら先を急ぐ。
曇り空の白川郷、しかし朝8時前では店などどこも開いていない。なんでよ、どうしてよ。鳩谷のコンビニでまた15分ほど暖を取らせていただく。がたがたぶるぶる。こうなっては、とにかく山を下りて暖かいところまで行かないと。と更に北に向かおうとしたところ、なんとこの先国道156号は土砂崩れだかで通行止め!がああん知らなかった。もっとも、迂回路として白川郷=五箇山間の東海北陸道が無料通行可能====ThisIsTheErrorMessege====になっていた。時間もあり余っているし、五箇山で降りて福光に抜けた。
福光の“道の駅”でまた少しだけ休み、県道を越えて金沢市へ。正直言うがこの県道27号は間違いなく「2度と走りたくない道」トップ5リストにカウントされる道だった。峠の当たりに大規模な廃棄物処分場があるようで、いきなりの異臭。なんとかそこをクリアーすると角間の金沢大学だ。金大と言えば、ぼくが大学1年の時に城内にあった頃のキャンパス====ThisIsTheErrorMessege====を彷徨わせてもらったことがある。木立の奥のどこかからジャズ研だかのサックスの練習音が聞こえてきた時には「入る大学を間違えたかもしれん」と真剣に思ったものだが、いまの金大さん達はあんな山の中に幽閉されちゃったのね。かわいそうに。坂を下り終えたところに、今日の第1目標:「第7ギョーザの店」がある。

要するに“ホワイト餃子”====ThisIsTheErrorMessege====を喰わせてくれる店だ。開店30分前に着いてしまったので一番乗りで並んでいたのに、いざ開店となると店員がオーダーを順番通りに聴きに来ないので、第2グループにまわされてしまった。どういうことよ。おかげで本来の目的である北信越開幕戦のキックオフには間に合わなくなった。味の方も名古屋黄金の“ホワイト”となんら変わらないし、豚汁は味の面で明確に×だしライスは皿盛りで喰いにくいしで、「2度と来たくない店」トップ5リストにキッチリ載りましたとさ。これだったら福光のNo8で普通にラーメン食べてた方がよかった。ご立腹よーっ。

そんなわけで、試合会場の津幡総合公園に着いたのは前半の13分過ぎ。既に着いていた“無料試合のS”君によると、既に1-0でツバイゲンが上田ジェンシャンをリード、しかも得点者は元・橙猿の寺内君====ThisIsTheErrorMessege====だそうで、裏目一直線だなあ。
しかし「このまま1-0で終わったらやだなあ」とぼくが呟くと、S君は自信満々の表情でと言うのだ。

「ご安心ください。そのようなことはありません。あり得ません。」

実は、S君は記念碑が建つくらいの「上田疫病神」なのである。ぼくは、いい試合もいくつか視ているので上田に対しては好印象があるのだけど、彼にはそのようなものは分子レベルで存在しないらしい。なにせ4試合観て0勝4敗。そしてなにより得点は2で失点がなんと21。1試合平均5点以上取られている。しかし、だからといって……というぼくの心配は杞憂だった。なんとツバイゲンは全部で7点も入れてしまう。「ほら、データは嘘をつかない」とS君。これで0勝5敗、得点2の失点28と疫病神ぶりが更にエスカレート。上田サポの皆さん、これから現地でS君見かけたら塩を撒いてあげてください。なんてね。
しかし、この試合に関しては7失点の原因が全部S君にあるとも思えないのだよなあ。バイタルエリアで持たれ放題だったし、シュートを打たれる際のDFの詰めが決定的に甘い。あとGKの反応もちょっと鈍かったような。ツバイゲンの攻撃に「これは4部クラスではなかなか視れないな」と感心してしまうような崩しもあったけどね。ま、メインスタンドをほぼ埋めた観客さんも大満足でしょう。第1印象でいいイメージを植え付けておくのは悪くない。もっとも、毎回こんなにうまく得点出来るとは限らないのだけど。

前半の終わり近く、ぼくらの1つ後ろの席でNHKのテレビクルーだかのインタビューを受けていたのはツバイゲンのアドバイザーやってる宮沢ミシェル氏だった。驚いたのは、試合後半も宮沢氏が観客席に普通に座ってスコアシートをつけていたこと。さらに激しく驚いたのは、氏の方から周囲の観客に話しかけていたことだ。著名人にありがちな「偉ぶった感じ」がまったくなくて、めっちゃ好印象だった。氏の近くで偶然観戦していた皆さんは幸運でしたね。

さて、観戦を終えてS君と別れて単車で岐阜に戻る。長浜に用事があったので金沢東から高速を使った。やはり寒くて寒くて、尼御前SAと杉津PAで休憩を入れる。長浜市内に着いたのは4時半過ぎだった。
まず向かったのは黒壁ガラス館。自宅で使っていたガラス皿を割ってしまったので、いいヤツがあったら買おうと思って来たのだけど、シンクロするモノがまったくなく、すごすご撤退。次いで向かったのは長浜駅。ここで、西瓜とイコカにカードで充電====ThisIsTheErrorMessege====をかける。最後に立ち寄ったのが今日の第3目標:「鳥喜多」の親子丼だ。

長浜駅近くに本店と支店がある。ガラス館から駅に向かう途中に本店の前を通ったのだが、5時前にもかかわらず10人近くが外で並んでいた。一方、駅の南にある支店には客が誰もいなかった。出てきた親子丼は、たしかに普通の親子丼とは違うものの、大行列を作って食べるほどとは、ちょっと思えなかった。客数の違いが語る通りに本店と支店で味に劇的な差があるのか。それはわからない。しかし、「敦賀のソースカツ丼と長浜の親子丼のどちらかを喰って岐阜に帰る」という状況にもしなったら、ぼくはソースカツ丼を選ぶような気がする。あくまで長浜に用事があった時に寄る程度、かな。

長浜から岐阜なら高速を使うほどのことはない。80分近くかけて自宅に戻り着いたのは6時20分。移動に12時間費やして500km走った計算になる。とにかく寒くて寒くて、とりあえず風呂に入ってカラダを温めのでした。

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