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九州LongTouring【佐賀関→中津江】
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九州上陸!佐賀関から西に向かう。並走するのは佐賀関鉄道====ThisIsTheErrorMessege====の廃線跡だ。かなり昔に廃止になったにしては結構残っていて驚く。しかし、佐賀関のお楽しみは廃線跡じゃあない。道の駅・佐賀関に立ち寄る。もちろん目当ては魚料理だ。佐賀関と言えば関サバ関アジが有名だが、ここはネットで仕入れた情報で『鯛のあら煮定食』にした。売り切れになる可能性が高い料理だそうだが、午前11時前ならさすがに大丈夫。はっきり言って1000円は反則だ。
腹もくちくなって、さらに西に。時間が惜しいので大分宮河内から湯布院までは高速をかっとぶことにした。ずっと以前、たしか大分での地域決勝の時だ、福岡→大分の高速バスに乗った時に由布岳周辺の高原の風景に感動して、ここはもう一度と思っていたのだ。しかし雨は止んだもののどんより状態は相変わらず、由布岳の頂も見えないとあっては景色を楽しむ感じではない。さくさく湯布院まで走って水分峠へ。ここでまた休憩。阿蘇高原の牛乳使用を謳うアイスモナカを食べた。そして霧の中へ。

「九州ツーリングのハイライト」とまで言われるやまなみハイウェイ====ThisIsTheErrorMessege====だが、こうもガスの中では楽しむもなにもあったもんじゃない。寒の地獄温泉に立ち寄る。浴槽が2つあり、1つはボイラーで加熱したもの、もう一つは少しだけ加熱したもの。源泉は13度だそうで、これを17度くらいにまで暖めてあるそうだ。とは言え17度は17度だ。最初に挑戦した時は15秒くらいで隣りの普通の浴槽に逃げ出してしまった。ゆっくり暖まって、もう1度。今度は1分以上がんばることが出来た。夏場は源泉が水着着用混浴で開放されるそうで、浸かったひとはストーブで暖まるらしい。

なんだかなあの天気の中、瀬の本交差点を西に曲がり小国町を過ぎてさらに行くと、ダムを渡る橋の先に目的地があった。大分県中津江村。


走ってみると、ホントにただの山村だ。よくこんなところに代表チームのキャンプが来たなあと思う。というか、ここに代表チームのキャンプを呼ぼうという発想がすごい。正直言うと、もっと村全体にカメルーン色が全面に出て観光モードに入っているかと思っていたが、中津江村に入って初めてカメルーン3色旗を見つけたのが役場前だった。さらに西に行くと、伝来寺があった。ここは庭園が有名だそうだが、観光客らしい姿はまったくない。住職さんらしきひとは離れの部屋でテレビを視ている。
声をかけると、反射的に「庭園は向こうですよ」と言われた。「いや、庭園を見に来たんじゃないんです。亡くなったひとのために焼香をしたいのですが」住職さんは炭をおこしてくれた。8月下旬になくなった知人の四十九日がもうすぐだ。彼女のために、1回。そして、ぼくがわざわざManchesterCityのユニを着てきた理由。カメルーン代表ゆかりの中津江村の寺院でMarc-Vivien Foe選手のために焼香する。ぼくよりずっとずっとシティサポの手配師たろう君の分も、もう1回。住職さんに実際のキャンプ地の場所を教えてもらう。

キャンプ地入口から続く坂には「カメルーン坂」と名前がついていた。坂をどんどん上った先が鯛生スポーツセンター。ここでカメルーンがキャンプを張った記念のモニュメントがある。意外だったのは、観光客らしきひとが多かったことだ。クルマでやって来てモニュメントの前で記念写真を撮っていく。経済効果のほどはわからないが、中津江村のバクチは大当たりと言っていいだろう。ここからさらに西に向かって峠を越えることにした。峠の手前に鯛生金山跡の道の駅。噂の焼酎「思い出のカメルーン」はいまも製造されているそうだ。ぼくは道の駅の手前にあった、表通りをはずれたところにあるよろず屋風の酒屋で買ったのだけど、その店にもちゃんとカメルーン3色旗が飾られていた。

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