cyic.co.uk 吉田鋳造総合研究所
motorcycle : motorcycle
オートバイ遍路:day.06
 home  index  prev next 

5時に起きた。今日はかなりの長距離ラリーコース。5時20分出発。高知市街の5時20分は夜明け前ではなく深夜の残り。だんだん白くなる空を見ながら一気に西へ。須崎から窪川へ、久礼坂を駆け上がる。窪川は直線距離では海に近いのだが実はかなり標高がある。ものすごい寒さだ。走りながら震えが止まらない。ようやく道の駅を見つけて一休み出来た。三河ナンバーのオフローダーの兄ちゃんと会話を交わす。窪川の37番岩本寺から遍路再開。ここの本堂に描かれている天井画====ThisIsTheErrorMessege====はマジで一見の価値あり。仏教文化ってこんなにカラフルだったっけ。ここで軽トラで遍路をしている妙齢のご婦人と知り合う。一緒に行きましょうかという話になった。バイクを荷台に載せるかという話も出たが、原チャじゃないからそれは無理よ。で、ご婦人の軽トラを追跡する形で中村に向かって走り始めたのだが、いつの間にかはぐれてしまった。

土佐佐賀のあたりで再び海沿いへ。だいぶ日も昇って暖かくなる。7時半過ぎに海岸沿い道路の展望台でコンビニパンの朝食。中村から足摺岬方面へ。どうしても確かめたい場所があったので、足摺岬への道をはずれ、初崎というところに行く。四万十川の河口。初崎と対岸の下田を結ぶ渡船があったはずだ。十年以上前にわざわざ乗りに来たのだ。船着場の場所は忘れてしまっていたので地元のおじいちゃんに教えてもらう。渡船はまだあった。1日5本。本数も変わっていないらしい。安心して、あとは一気に足摺岬へ。室戸岬と違っていかにも南国といった感じだった。ここの38番金剛福寺にはシロという名の犬が住み着いている。ぼくがからかってもビクともしない。参詣客慣れしているのだ。参詣のあとで灯台周辺を散策して、宿毛市の39番延光寺へ。直線距離が最も短い三原村ルートを選択したのだがこれが大失敗。あまりの酷道にげんなり。クルマやバイクで遍路をする予定の方に忠告。足摺から宿毛へのルートは絶対に中村まで戻りなさい。私の過ちを繰り返してはいけない。
宿毛での参詣を済ませ、次は御荘。昼飯時になった。インターネットで調べたのだけど、宿毛には甘口ラーメンというのがあるそうで、ネットに書かれた地図を頼りに行ってみたら、そこに店はなかった。地元の方に尋ねて、その店が移転したことを知った。移転先は立派な店構えになっていた。チャーシュー麺を頼む。たしかにスープがまったりと甘い。メジャーブレークはしないだろうな。せっかく宿毛に来たのだから、と街はずれに出来た土佐くろしお鉄道の宿毛駅へ。ちょうど岡山行き特急の改札が始まったところだった。ここから東京まで乗り換え1回で行けるって、結構すごいことだと思う。あとは国道を走って御荘で参詣を済ませ宇和島へ。このあたりの中心都市だけあって、宇和島に向かう道路は大渋滞。日曜だしね。市街地を走り抜けて三間町に出るのだけど、実は宇和島市街は上から見ると五角形の道路形態になっていてどっちに向かっているのか全然わからなくなる。なんとか目的地にたどり着き、43番明石寺まで打ち終えたところで時間は4時過ぎ。次の札所は70kmも離れているので、今日はここまで。宇和島に戻る。

ここでも一気にホテルへ行かずに寄り道。宇和島港から周囲の小島へのフェリーボートがある。運営しているのはなんと農協。ここもかつてわざわざ乗りに来た。ちょうど九島行きフェリーが出航するところだった。ぼくもそのフェリーに乗ろうかという発作がむくむくと。しかし時刻表を見ると宇和島に戻って来れるのは夜になりそうなので今回はパス。ホテルへ。今回の遍路で予約したホテルの中で一番安かったのだけど、どうしてどうして。おそらく一番立派なホテルだ。部屋で京都vsG大阪を視る。まったりとした試合。結果、ぼくが買ったtotoは2等だった。うぐぅ柏め余計なことを。
試合が終わって夕食へ。ホテルのフロントに郷土料理が食べられる店を紹介してもらう。さつま====ThisIsTheErrorMessege====定食とじゃこ天。ホウタレの刺身という興味をそそるメニューもあったけど今日は品切れだという。さつま定食は一見すると麦とろ飯だが、味はまったく違う。あっさりしている。食事を済ませてホテルに戻り、ゆっくり風呂に浸かった。今日はよく走ったが、勝負は明日だ。明日中に松山市内の寺を打ち終われば後の行程がだいぶ楽になる。明日も5時半起きの6時出発。

この日に訪ねた寺院一覧はこちら。

 top  prev next