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tour:金沢弾丸ツアー
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週末の連休。しかし土曜日は会社の旅行会に駆り出されて日帰り温泉弾丸バスツアー。確かに昼飯のそば喰い放題はよかったし、温泉でもかなりのんびり腑抜けることができたけれど、帰りのバスの中で他のみんなが爆睡するなか、ぼくは明日の日曜は朝からバイクで動くことだけを考えていた。やはりぼくは、自分の意志で動く旅行でないとストレスが溜まっていくらしい。

翌朝、予定通り4時半に起床。天気予報で天気を確認し、金沢に転勤になったゲロ袋オハユニ氏にメールを送る。5時になったので出発。金沢へのルートはいろいろあるけど、一番時間が読めるのは山越えルート====ThisIsTheErrorMessege====だ。岐阜から北に向かう国道156号で郡上方面に走る。まだ交通量も少ないし、東海北陸道が出来てから渋滞もしなくなった。長良川沿いの快適ルート。鮎釣りが解禁になって、流れの中で大勢の太公望が腕を競っている。郡上八幡を通過して白鳥へ。今度は国道158号で油坂峠の旧道を越える。

福井県に入って、九頭竜湖に沿って西へ。途中、ほとんどペッタンコのスポーツカーの団体とすれ違う。バイクの群れも多い。このルートは自然の中を走りたいひとびとにとって魅力的なようだ。道の駅・九頭竜に着いたのは7時過ぎ。原付の時に4時間かかったところを2時間で走ったことになる。ちょっと休憩して、さらに西へ。谷筋を走り抜け、大野市街の平野部に飛び出してくるあたりの景色はいつ見ても好きだ。このルートは東から西に向けて走るのがよい。大野市郊外のコンビニで弁当を買い、ここからは国道157号を北上する。実はこの157号ってのも岐阜に繋がっているのだが、とてもじゃないが単独で走ろうという気にはならない。====ThisIsTheErrorMessege====

京福電鉄の廃線跡に沿って勝山市内に。京福電車の勝山駅は相変わらずのたたずまい。ここで、先程のコンビニで買った弁当を喰う。15分遅れの電車の到着と発車を見送って、出発。谷峠を越える道筋も、あたり前だが原付と違って快適そのもの。一気に走りきってトンネルをくぐり、石川県白峰村に入った。

ここには温泉があり、原付チャレンジの際に疲れを癒してくれたのだけど、今回は到着が早すぎて温泉はまだ開いていないとのこと。がっかり。北陸鉄道バスの白峰車庫に寄ってみた。金沢駅行きのバスがもうすぐ出るようで発車準備中。バスは1日3本、うち1本は鶴来止まりなので、朝の9時に出るこのバスがなんと金沢直通の終バスということになる。かつては京福バスが峠を越えて勝山からやって来たところなのだが・・・。

手取ダムに沿って北上。前回は夏のさなかということもあってこのあたりは渋滞していたが、この季節この時間なら楽勝だ。木滑で国道を離れ、例によって白山下の駅舎を確認に行く。駅舎はまだあった。バス乗務員の休憩所としても使われているのだろうか、廃墟という印象はない。ただ、駅舎から元ホームへの扉ははずされ、ベニヤ板が打ち付けられてあった。

再び国道に出て北上、でも廃線跡が気になって、途中で再び線路跡側の県道にルートを変えてみる。廃線跡は鮮やかにサイクリングロードとして再生されていた。誰も走っていないのをいいことにバイクで少し通ってみる。昔、電車が通っていたということを考えると感慨深い。釜清水でサイクリングロードは途切れる。かつて十数年前、まだ旅行系同人誌を作っていた頃に佐藤淳一画伯====ThisIsTheErrorMessege====とここの元・駅前旅館で雪見酒をしたことがある。探してみたら旅館はまだあった。ちょうどご主人が出てきたので少し話をする。まだ旅館として営業しているとのこと。かつて泊まったことがあるというと、それはありがとうまた泊まりに来てくださいと丁重に挨拶された。その時に入ったはずの手取川温泉はピカピカのクアハウスになってしまっていた。それでも建て替えたのは10年も前だという。月日の経つのは早いものだ。あと20分待てば風呂に入れるようになるが、ゲロ袋オハユニ氏との待ち合わせがあるので先へ。

加賀一ノ宮駅に着いたのは10時少し前。時間1本の電車がまもなく発車するところだった。ゲロ袋オハユニ氏に連絡を取り、電車の出発を見送って、ぼくも北に進む。金沢の市街地に入った。ちょっと時間があるので、市の中心部も通ってみる。香林坊のあたりの繁華街は落ち着いていて、とてもいい雰囲気。対象的にかつての繁華街・武蔵が辻の凋落はものすごいものがあるね。噂ではバブル期に地上げが進み、ビルから住人を追い出したところでバブルが弾けてカネが尽きたという最悪の歴史だそうだが。時計回りに金沢城址をまわる。橋場町から兼六園下、そして石川門の前を通ってもう一度香林坊へと向かっていたはずなのだが、気づいたら最終目的地の小立野に来ていた。なぜだあああああっ?きすみんとっきすみんとっ。お約束。そのままゲロ袋オハユニ氏に到着、挨拶もそこそこに都市地図を見せてもらう。兼六園下の交差点を直進してしまったらしい。氏の新居でしばらく談笑。転居したばかりだからかもしれないが、落ち着いたいい感じの部屋だった。餃子屋で昼飯。

その後、私も弾丸ツアーにつき長居もできないので12時半においとま。国道8号を南にひたすら走り続け、加賀市からは三国方面に。テクノポート福井スタジアムに着いたのは試合開始の15分くらい前だった。JFLのアローズvs横河。アローズのグッズも増えたものだ。しかしレプユニが¥14500ってのはなしだろう。売る気があるのだろうか。バックスタンド側から入場。いきなり携帯が鳴る。

「はい、吉田です」
「あー、***ですけど」
「あ、こんにちは」
「俺はメインスタンドの方にいるから」

・・・・・*÷+@=¥♪%$#????????
なぜこの電話の主は、私がテクノポートにいることを知っているのだろう。メインスタンドに行って件の氏と合流。

「どうしてぼくがテクノポートにいるってわかったんですか?」
「鋳造さん、目立つ目立つ(笑)」

・・・・・うぐぅ。実は私ってばスタンドの反対側からもわかるくらい目立つのかしらん。試合のほうは1-1の引き分け。私のアイドル・アローズの油谷君もイマイチだったし、横河の注目株・岡元もいまひとつパッとしなかったかな。

さて、4時半近くになったし、サクサク帰らないと。福井市内を抜けて8号バイパスへ。福井インターから高速に乗ってもいいのだけど、福井=武生の8号バイパスは結構流れがいいのは知っていたので、武生までは一般道で行って交通費を浮かすことにした。武生からは問答無用に北陸道。河野村から敦賀市にかけての8号はいつも渋滞している印象がある。敦賀で降りて、いつものようにヨーロッパ軒でソースカツ丼。キチンと平らげて、また高速に乗って岐阜羽島までガッツで走りきる。自宅に着いたのは7時半。往復でほぼ500kmだった。着いたときはたいしたことないと思ったのだけど、風呂に入ったら急に全身に疲労がまわってきてかなり往生した。

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