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7年ぶりの小瀬へ
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久しぶりにJ2の試合が観たくなった。

totoが始まってから、基本的にJ2も土曜日開催になった。ハシゴが出来なくなったとお嘆きのサッカーファンも大勢いるようだけど、年齢のせいもあるけど仕事に備えて日曜日は休養にあてたい立場の私にはありがたい変更である。====ThisIsTheErrorMessege====存続問題でゆれているヴァンフォーレ甲府の試合が土曜日の午後1時から組まれていた。これから当日に帰ってこれる。対戦相手は水戸ホーリーホック。ともに勝ち星なし。白熱した試合になるかもしれない。
さて問題は甲府までのルートだ。最初は木曽谷縦断あるいは清内路越え====ThisIsTheErrorMessege====を考えていたのだけど、出発の数日前に土砂崩れとかで木曽谷縦断の19号ルートが通行止めになってしまった。往復ともに中央道ってのは芸がないし、となると選択の余地は東名富士から北上ルートくらいしか思いつかないのであった。

土曜日。久々に5時に目を覚ました。天気予報では、中部地区は軒並み18時前後に雨が降るということだが、いまさら計画中止も気に喰わない。5時20分に家を出た。岐阜羽島から名神高速に乗る。ひたすら東へ。4月とはいえ夜明け前はまだ寒い。レインウェアを着て寒さをしのぐ。交通量が多く、結構消耗してしまった。最初の上郷SAに避難、朝飯にした。SAでの朝飯は豚汁セットと決めている。昔、大阪→博多の夜行バスに乗ったとき、途中休憩の七塚原SA====ThisIsTheErrorMessege====で豚汁を食べて以来、SA豚汁のファンになってしまったのだ。寒いときにはこれに限る。しかし、高速を走り始めて1時間も経たない段階ですでに肉体的に耐久モードに入ってしまっている。まずい。実にまずい。
日が昇ってしばらく経つと寒さも消えて実に快適になった。それでも年齢的に無理できないので、SAにはすべて寄ることにした。浜名湖SAで給油も行う。インスタントコーヒーを1杯。レストラン裏の公園のようなところに行ったらウサギが1羽いて驚いた。檻の中にいないウサギなんか見たのは何年ぶりだろう。
さらに東へ。牧の原SAでもコーヒーを1杯。これでだいぶ元気が出てきた。牧の原を出ると、再びガッツで東へ。とはいっても、風もそれほど強くなくしかもいい天気なもんだから、気持ちいいことこの上ない。そろそろ富士山が見えるんじゃないか?と思いながら走ると、由比まで来てようやくその立派な姿に気づいた。

東名富士で降りて国道を北へ。思っていたより交通量が多いが、富士宮の市街地を過ぎるとだいぶ落ち着いてきた。右側にはどどーんと富士山。やはり関東の人間にとって富士が見えるってのは心落ち着くものだ。早朝に起きて体力勝負のツーリングに来た甲斐があるってものだ。宗教団体で有名になった上九一色村へ。村としてはイメージ払拭に必死かと思ったけど、そうでもなさそう。時間が解決してくれるのを待っているって感じかな。この不況じゃガンガン観光投資するわけにもいかないもんなあ。本栖湖に立ち寄ってから精進湖へ。入口の交差点を曲がるとすぐの所に水溜まりが成長したような小さな湖があって、まさかこれが精進湖?!と思ったら、ちゃんと精進湖はこの先ですと書かれた看板が立っていて、ヘルメットの中で爆笑してしまった。湖のそばの駐車場ではツーリンググループが記念撮影をしていた。私はまだ仲間と一緒のツーリングというものをやったことがない。気まぐれにウロウロするのが私の行動パターンだから、しかたないか。

時間がないので出発だ。右左口の峠のトンネルを越えると一気の下り。甲府盆地が見えてくる。中道のあたりでは桃が満開だ。笛吹川を渡ると、もう右に曲がれば小瀬の陸上競技場。競技場の場所はわかったので、甲府のお楽しみ『ほうとううどん』====ThisIsTheErrorMessege====の店を目指した。駅の北口に店があるのはわかっているので、とりあえず甲府駅に向かう。しかし、市街地に入っているのに、路線バスをまったく見かけないのはどうしたことだ。クルマの通行も多いのに、バスだけいない。こりゃあ山梨交通もタイヘンだ。
駅の南口に目指すほうとう屋の支店を見つけたので、ここで昼飯。どうせならと猪肉入りほうとうにする。猪肉はたしかに牛とも豚とも違う歯ごたえだった。でも時間が経つと肉がカタくなってしまうのは鴨みたいでちょっと難点かな。
食べ終わって、さて小瀬に向かおう。途中、趣のある駅舎で知られる南甲府駅に寄ってみる。建物の趣は相変わらずだけど、真っ白に塗られてしまっていた。小瀬の競技場に着いた。クルマ用の駐車場はほぼ一杯。なかなかの客足でないかい?とてもJ2未勝利戦とは思えないぞ。逆に、未勝利戦だからこそ、みんな今日は勝てると思っているのかも。せっかくなので高い方のメインスタンドに入った。
小瀬は7年前の旧JFL・甲府クラブvs藤枝ブルックス以来なのだけど、さすがにJ2だけあって盛り上がりは当時の比ではない。試合の方は、甲府の出足に水戸がタジタジといった展開。あれあれと甲府が3点リード。思わず逃げ出したくなるようなオウンゴールがあって3-1にはなったけれど、水戸の攻め手不足もあってそのまま逃げ切り。でも、このサッカーを他のチーム相手にやるのはむずかしいだろうなあ。

さて、雲も出てきたし、午後から天気が悪くなるという予報だったし、ダッシュで脱出だ。甲府昭和ICから中央道に入ってガッツで西進。このあたりの感じは中国道の津山あたりに近いかもしれない。八ヶ岳の威容が見えてくる頃にはだいぶ雲も厚くなってきた。晴れていればもっといい眺めなのだろうに。
諏訪湖SAで休憩する。SAに温泉があるのは知っていたけど、混んでそうだったので食堂で休むことにした。けんちんそばにおやき。食堂のTVではガンバとエスパルスの試合をやっていた。ニーノ・ブーレがPKをはずすところを見た。ついつい30分以上も寛いでしまう。
天気がさらに怪しくなってきた。伊那谷に入って中央道を南へ。特に語るべき景色もなく、ガッツで走ると30分くらいで駒ケ岳SAに着いてしまった。J1はどうなったかの?ガンバと清水の試合はスコアレスで延長戦に入るところだった。あのPKが・・・。で、他会場の結果はというと、広島が福岡に負け。川崎Fが湘南に負け。ああなんという勝負弱さよ。すでに私のtotoは無価証券と化してしまった。気分的にへこんだところで再出発。でも体調は特にへこんでないので、へこむと評判の恵那山トンネルの手前の阿智PAで休憩するのはやめて、一気にトンネルに突入した。しかし、実は走ってみるとどうということはなかった。====ThisIsTheErrorMessege====
恵那山トンネルを抜ければ岐阜県。恵那峡SAのすぐ手前でパラパラと雨が降ってきたので避難する。夕方のTVのニュースで清水がV勝ちしたことを知る。totoはもはやはずれが1つ増えただけ、どうということはない。コーヒーを飲んで、さて出発と外に出てみればなぜか空は真っ黒、ビカビカと光を発っている。おいおい4月に雷かい?これはサクサク逃げた方が得策と走り出したものの見事に裏目。瑞浪の手前で集中豪雨と遭遇してしまった。非常停車帯にバイクを止めて慌ててレインウェアを着るがすでに手遅れ、これで精神的にも肉体的にもへこみまくりだ。雨は多治見のあたりで上がり、愛知県に入ったあたりでは夕暮れ色の空も見ることが出来た。なんだかなあ。
春日井ICで出口渋滞があるとの電光情報で、小牧東で高速を離脱する。ゲロ袋オハユニ邸に転がり込んだのは19時過ぎだった。BSでは神戸と札幌が大貧打戦を展開していた。ぼくが見た甲府と水戸の試合の方が圧倒的に面白かったのは言うまでもない。寒かったせいもあり、彼の家で日本酒を7合近く呑んでしまった。これでは帰れるわけがない。結局、一晩お世話になることとなった。

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