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tour:北陸サッカー紀行(前)
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岐阜から西に向かう場合、ルートは激しく限られる。関ヶ原を通りたくないのならば、南下して名阪国道で青山高原を抜けていくしかない。今回は目的が北陸サッカー紀行ということで、第3の選択肢303号八草峠越えを敢行しようと考えた。

律速となるのは昼飯は敦賀のソースカツ丼と決めていることで、従来のルートなら自宅を9時半に出れば間に合う計算。今回は何がどうなるかわからないので7時半には家を出た。途中、穂積町内で愛しのマジェちゃんがついに走行10000kmを突破した。これからもよろしくたのんますよ。仕事の関係で通り慣れた道を進み、揖斐川町の繁華街を抜けていよいよ揖斐高原に入ろうかという揖斐警察の前で303号川上以遠通行止の案内を見つけた。あれ?事前の情報では『普通車は通れる』との話だったが?まだ時間もあるので無視して先へ。どうせ道の駅には情報が出ているだろうとタカをくくっていたのだが、藤橋村の道の駅は営業開始前。それはそれでいいのだが道路案内くらい貼り出しておけっての。さらに先に進んで横山ダムを渡ったところで滋賀には出られないの掲示を再確認。改良工事中で来年春までダメだとさ。さすがにこれを無視して坂内村に入るとすると、もし通行止が事実の場合昼飯は敦賀のソースカツ丼を諦めざるを得なくなる。しかたなく来た道を戻り、いつも通り関ヶ原から木之本に抜けるいつもの県道を走る。ここは直線が長く信号も少ないのでどっかーんと走りたくなる道で、従って週末には必ずといっていい程レーダーがいる。この日も前を走るトラックが妙に慎重だなあと思いつつ追走していたら、やはり設置されていた。

木之本から敦賀へは、いつもならわざわざ余呉町に入って柳ヶ瀬トンネルを抜けていくのだが、今回はいろいろ時間に制約があるので8号をそのまま直進。敦賀駅前のソースカツ丼屋に着いたのは営業開始の11時だった。ここでいつものようにセットを注文。御存じない方のために説明すると、通常のカツ丼を予想してはいけない。卵でとじてもないし無論玉ねぎなんかもない。ソースで味付けしてあるカツが丼に乗っているだけだ。で、これがまたうまいんだ。ゲロ袋オハユニ氏のソウルフードだそうだが、こんなものをガキの頃から喰っていたとは。許せん。

敦賀からは日本海沿いに北上。クルマも少なく快走である。時間に余裕があったので有料道路は通らずに、国道を走って河野村へ。ここで温泉を見つけたので休憩することにした。土曜の昼近くにもかかわらず中はガラガラ。おかげで湯船でゆったり疲れを取ることが出来た。さらに北上。越前カニで有名な地帯、道は狭いが観光バスの通行は多い。特に寄るところもなく、そのまま目的地に向かって走った。三国町のコンビニに着いたのは2時過ぎ。ここで軽く食料を調達し、今回の北陸サッカー紀行第1段・J1の鹿島vs市原の観戦だ。

会場のテクノポート福井は、全席屋根なし、しかしサッカーラグビー場だけあってかなり見やすい。写真で見た韓国光陽市の全南ドラゴンズのホームにイメージは近い。陸上競技場ではなく球技場を作ったという点は大いに評価できよう。観客もコアなファンの姿は少なく、地元サッカー少年団を指導するおやぢさんとか、最近は絶滅危惧種に指定されている「普通の女子高生」も多い。なかなか長閑でよい眺めである。
試合の方は鹿島がボールを支配したのは予想通りだったが、勝ちそうなのは市原だなあと思っていたら案の定、林の豪快なシュートで市原の逃げ切り勝ち。鹿島は中盤の底がかなり怪しい。FWが頼りにならないので中盤も前がかりになって裏を取られた際に底で止められない。そんな印象だった。

さあ、試合も終わったので緊急離脱。吉崎御坊の前を通り過ぎ、8号をさらに北上。バイパスはクルマの流れもよく、7時には金沢市内のラーメン屋で疲れを取るべくネギミソラーメンに大蒜を山のように入れて食べていた。高岡のホテルには9時近くになる、と連絡しておいたのだが到着は8時過ぎ。BSで速報サッカー21を見終えた頃には疲れのせいかガコガコ寝てしまう。つづく。

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